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大学中退でも就職できる?就職活動の流れと正社員として就職するコツを紹介

「大学を中退したけど、正社員として就職できる?」「どう進めればいいの?」大学中退からの就職は不安も多いですが、しっかりとした準備と工夫で正社員としての就職を成功させることは十分可能です。

本記事では、大学中退者が就職活動を成功させるためのポイントや、具体的なステップについて詳しく解説します。

1. 大学を中退した人の就職はなぜ不利なの?大学中退者の就職事情

「大学を中退したら正社員就職は難しいのでは?」そう感じる人は多いかもしれませんが、実際に大学中退者の就職にはいくつかのハードルがあります。

  1. 中退者の最終学歴は「高卒」
  2. 大学を中退すると、最終学歴は「高校卒業」となります。そのため、大卒以上を条件とする企業には応募できず、新卒・第二新卒枠の利用もできません。求人サイト「リクナビNEXT」で営業職の求人を調べた場合、

    ・全体:約9,000件
    ・学歴不問:約3,500件

    と、大卒に比べて求人数が大幅に減少しているのが実情です。


  3. ただし能力の高さが評価されるケースも
  4. 一方で、「難関大学に合格する力があった人=学習能力が高い」と評価され、高卒よりも有利になるケースも存在します。
    特に、面接などで中退理由をしっかり説明し、再発しないように努力していることをアピールできれば、採用の可能性は十分にあります。

2.正規雇用と非正規雇用の年収差は将来にどう影響する?

正社員
非正規雇用
男性の平均年収
349万円
235.4万円
50~54歳男性の平均年収
440.5万円
247万円
女性の平均年収
262万円
188.6万円

特に男性は、年齢と共に正社員との年収差が広がります。たとえば、子どもが大学に通う可能性がある50代では正社員と非正規で約2倍もの差がつきます。
年収300万円を下回ると、既婚率が著しく下がるというデータもあります。結婚や家庭を持つことが全てではありませんが、将来の選択肢を広げるためには、ある程度の経済的安定が必要です。
「今は結婚なんて考えていない」という人も、将来の自由度を保つために正社員を目指すことが重要です。

3.大学を中退した人が正社員として就職するための2つのコツ

大学を中退した人が正社員として就職するコツは、次の2つです。

  1. 大学を中退した理由をうまく伝える
  2. 大学を中退した理由の理想的な伝え方は、「学校を中退した理由」+「反省や自責の念」+「大学中退の事実を挽回するために現在努力していること」の3つの要素を入れること。


  3. 働きたい企業の条件を明確にする
  4. 働きたい企業のイメージが明確でないまま就職活動を行うと、志望動機が曖昧なため採用されなかったり入社後のアンマッチにより早期退職してしまう可能性があります。どんな会社でどんな仕事がしたいのか十分に考えましょう。

大学中退という経歴は、伝え方次第でマイナスをプラスに変えることができます。大切なのは、なぜ中退したのかを自分の言葉で誠実に伝えること、そして今どんな努力をしているかを明確にすることです。 また、就職先に求める条件や働き方をあらかじめ考えておくことで、後悔のない就職活動につながります。

中退の経験は決して無駄ではありません。今後の行動次第で、自分らしいキャリアを切り開くことができます。焦らず、自分のペースで前に進んでいきましょう。

大学中退でも正社員就職は可能!

  1. 中退理由・反省・改善点をしっかり説明する
  2. 自分に合った業界・職種・待遇条件を明確にする
  3. 応募書類・面接対策を事前に準備する

「中退だから無理」と思わず、戦略的に動けば納得のいく就職は十分に実現できます!