はたらくホンネ

転職に有利な資格とは?転職にオススメの資格一覧

転職を考えるとき、「資格があった方が有利かも…」と考える人は多いのではないでしょうか。
実際、資格はスキルや知識を客観的に証明できる手段として、履歴書や面接で有効に活用できます。
ただし、資格を取ることがゴールではありません。大切なのは、その資格が「自分の理想の働き方」や「なりたい姿」にマッチしているかどうかです。

この記事では、未経験でも取得しやすく、転職活動で強い武器となる資格を厳選して紹介します。

業務経験がなくても転職に有利となる資格10選

ここでは、業務経験がなくても取得できる10個の資格を紹介します。

  1. 日商簿記2級
  2. ITパスポート
  3. ファイナンシャルプランナー(FP)
  4. TOEIC
  5. MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
  6. 秘書検定
  7. 医療事務
  8. 宅地建物取引士
  9. 危険物取引者(乙種第4塁)
  10. 介護職員初任者

1.日商簿記2級

経理や会計職に有利な資格。合格率は10~20%程度で、学習時間の目安は200〜250時間。企業の経理部門などで評価されます。

2.ITパスポート

IT業界に限らず、あらゆる職種で活かせる国家資格。AIやセキュリティなどの基本知識が問われ、学習時間は20~100時間。合格率は約60%と比較的高め。

3.ファイナンシャルプランナー(FP)

金融・保険・不動産業界で重宝される「お金の専門家」資格として、2級FP技能士があります。これに合格すれば、資産運用や家計管理の知識も証明できます。試験に合格するには、約200時間の学習が目安とされています。

4.TOEIC

英語力をスコアでアピールできる試験。600点以上が一つの目安で、商社や外資系企業、英語対応業務で高評価。

5.MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

Word・Excelなどのスキルを証明できる国際資格。特に事務職や営業サポートなど、Office系ソフトを使う業務で強みになります。

6.秘書検定

ビジネスマナーや社会人基礎力の証明となり、サポート職への転職に有利。2級以上であれば、転職でもアピールしやすい資格です。

7.医療事務

全国どこでもニーズがあり、安定した仕事が期待できる資格。特に未経験から医療業界を目指す方におすすめです。

8.宅地建物取引士

不動産取引に必須の国家資格。不動産業界だけでなく、金融業界でも重宝され、学習時間は約400時間とややハードですが、その分評価も高いです。

9.危険物取引者(乙種第4塁)

ガソリンスタンドや化学工場などで必要とされる国家資格。誰でも受験可能で、実務未経験者にもおすすめ。学習時間は40~60時間程度。

10.介護職員初任者

介護業界の入門資格。通信と通学の両方で学べるため柔軟に取得可能で、今後のキャリアアップ(介護福祉士など)にもつながります。

40代からでも遅くない!幅広い年齢の人が使える資格

1.社会保険労務士(社労士)

労務管理や社会保険手続きの専門家。申請書類の作成・提出代行、労働問題の相談・調停代理など幅広く対応。社労士事務所や企業の人事・総務で活躍し、独立も可能。試験は年1回(8月)で難関、学習目安時間は1000時間。

2.中小企業診断士

経営課題を分析・改善する、経営コンサルタントの国家資格。企業の経営企画やコンサル会社、独立にも有利。試験は年2回(1次:8月、2次:10月筆記・12月口述)で難関、学習目安は約1,000時間。

経験を活かしたキャリアアップ転職に有利な資格

中高年の転職や、今後のキャリアチェンジを見据えた資格取得も増えている。

1.介護福祉士

介護業界で唯一の国家資格。実務経験と研修を経て受験可能で、資格を取得すれば給与アップや責任あるポジションも目指せます。

2.第二種運転免許

バスやタクシーなどのドライバーとして働くために必要な資格。特にミドル世代に人気で、安定志向の人におすすめです。

ただ資格を取得するだけでは資格にはならない!転職に活かすコツ

  1. 業界や職種に合った資格を選ぶ
  2. 取得までの努力をアピールする
  3. 転職サービスを活用する

1.業界や職種に合った資格を選ぶ

求人票には「歓迎資格」「優遇条件」などが記載されています。希望業界の求人情報をよくチェックし、マッチした資格を選びましょう。

2.取得までの努力をアピールする

面接では「なぜその資格を取ったのか」「どう活かしたいのか」を伝えることが重要です。取得の過程も立派なアピールポイントになります。。

3.転職サービスを活用する

転職エージェントでは、資格を活かせる職種やキャリア相談も可能です。資格を取った後の転職活動を効率的に進められます。

【まとめ】資格を取るなら転職先を絞ってからがベスト

資格は、転職活動を前向きに進める「自信」「きっかけ」にもなります。しかし、本当に大切なのは「自分がどんな仕事をしたいか」「どんな働き方をしたいか」を明確にすることです。

その上で、自分の目標に合った資格を選び、しっかり準備することで、転職成功の可能性はぐっと高まります。迷ったときは転職のプロのサポートを受けるのも一つの手です。
「資格を取る」ことがゴールではなく、「資格をどう使うか」を意識して、理想のキャリアを目指しましょう。